2010年11月19日

中途半端な住まい

金沢の不動産協会で会議を終えて帰宅途中、川北大橋から西の空を見れば、
厚い雪雲の中に吸い込まれる様に消えていく太陽が・・・・・・・。
中途半端な住まい

今日は良い天気で暖かく心地が良いですね。

昨日の続きですが、その前に有るコンサルタントから頂きました葉書を紹介致します。

ぶら下がり派それとも支える派?

手のかかる自立していない社会人が非常に多いのが日本の現状でしょう。
困ったものです!
当たり前の事ですが支える人よりぶら下る人が多いと木は倒れてしまいます。

会社の中、組織の中で、あなたはどっち派ですか?

意外と、自分の評価は周りの評価とは違うのでは。

自立の一歩は”自分のことは自分でしっかりやる”ことです。

何がしか参考に成ればと思いまして掲載いたしました。

中途半端な住まい
中途半端な住まいは、一面国策から生まれて来た事を昨日は言いました。

戦後は先ずは経済の発展が最優先され、それに沿った住まい造りが優先されました。
ユーザー様の立場にたった住まい造りではなかったのですね。
そのお陰で日本の経済は驚異的なスピードで復興がされました。

しかし、その後においても産業化された住宅は「生産と短期破壊」のサイクルは変わらないどころか、益々力を付けた大手ハウスメーカーの住いが
「正しい住まい」と位置付けられて来たのですね。

それで地場の創り手も多くはメーカーの住まい造りに追随したのです。

追随しないと生き残れなかったのも現実です。

この間1970年代に2度のオイルショックが起きました。

住宅に断熱材が用いられる充填【内断熱】工法の始まりです。

これが誠に酷い断熱施工で後々において「短命な住まい」の大きな
一因に成りました。
【住宅の壁の中に結露でキノコが生えたのです】

この断熱施工の不具合で悪影響を知った寒冷地の真面目な創り手が高断熱・高気密の住宅に取り組んだのです。

1978年には、北海道から「北欧の【高断熱・高気密住宅】視察」がおこなわれたそうです。

つまり、高断熱・高気密住宅の歴史はこの30年程に成りますね。

オイルショックがきっかけで石油高騰により、灯油費用が大きくなった寒冷地(北海道・東北地方)において、灯油の使用量を極力減らすためです。

北欧住宅(高断熱・高気密住宅)の智恵を取り入れたのです。

しかし、
この「高断熱・高気密住宅」は本州ではなかなか普及しませんでした。

いろいろな住宅雑誌で「高断熱・高気密住宅」が「当たり前」のように取り上げらるように至ったのは数年前からですね。

この間延々と「結露の起しやすい住まい」【中途半端な住まい】造りが続けられてきた
事です。

ところで、
昨年からエコポイント制ができ、次世代基準値をクリアーした住いに補助金が出る様に
成りました。

これも、世界的な基準から比べて日本の住宅の断熱性能が低いからです。
早く高性能な住まいを造りなさいとの国策です。

長く成りましたので「中途半端な住まい」とは・・・・・・皆様もお気付きの事でしょうが、あまりにも断熱施工がお粗末と言うべきか杜撰な住まいでした。

目に見えない空気環境だから意に介いさない方が多いのですが、これから住まい造りを
考える方は十分勉強をして下さい。

断熱・気密は住いの性能に大きく影響を与えます。
これを正しく施工しないと見栄えは良くても、健康で快適に暮せる住まいに成らないですね。
・・・・・・・・・次回に続きます。




Posted by まじめな社長 at 18:27│Comments(0)
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