2011年06月10日

欠陥住宅は如何して出来る

しばらくご無沙汰をしています。

それでは前回に続きますが、申し訳ないですが、再度ご確認下さい。・・・・・・・半値の八掛けの住まい造り

「現在の住宅生産システムはいわゆる住宅会社が消費者から受注を受け、実際にそれを

施工するのは、各地に有る住宅会社の更に下請けの業者【孫受け】である地場【町】の工務店

ある場合が多いのです。

この様に契約の受注者と施工者が別れるために、施工者に責任観念が生じ難いのも欠陥が

生まれやすい原因の一つです」

代金面においては、この業界では通常「半値の八掛け」と言われています。

この話しにビックリされる方は多いのでは無いでしょうか。

大抵の人はハウスメーカーが直接工事をして家を建ててくれるものとだと信じているでしょうから、巡り巡って、

全く関係の無い町の零細工務店である事を知って先ず驚くでしょう。

そして、その仕組みについて広告やカタログでそうする事がいかにも素晴らしいかのように言っているのですが、

要は契約=約束=期待の中身を薄めているの過ぎないのです。

各メーカーとも熾烈な受注競争に打ち勝つ為に価格で勝負する以外にない状況においこまれ来ているのですが、

もはや工法材料ではコストダウンが出来ないので、最近では下請けいじめと言われる様な値引き要請が

常態化しているようです。


私の経験から

私の知り合いで金沢の工務店ですが有る大手の下請けをしています。

聞けば粗利益**パーセントと聞いています。

これに元請メーカの経費を加えれば・・・・・・確かに半値の八掛けも頷ける訳です。

以前も言いましたが、何度か大手プレハブメーカーと競合になった経験が御座います。

その一例です。操業して数年後でしたが、

あさひホームがお施主様に提示した金額が3400万円、メーカーが当初提示したのが

4200万円、弊社の提示した金額を知った後に再度提示したのが3300万円。

なんと900万円も値引き。

しかし、半値の八掛けなら 4200万円×05×08=1680万円【原価】

3300万円ー1680万円=1620万円もまだ儲けているのです。

工務店が正常な利益を20%前後 とするならば680万円程ですね。

900万円値引きしてもメーカーは工務店より儲かっているのです。

余談になりますが、

上記の件でお客様はメーカーに不信を持ちあさひホームを選びました。

最も工務店において、今日では正常な利益を頂くのは大変厳しい時代である事は間違い有りません。

余談・・・・・参考にして下さい。

一昨日のある研修会で、知り合いの工務店経営者が、此方では超ローコストで売り出している住宅会社で

建築した方の話しとして、チラシに掲載されている金額の倍が完成後に請求されたとの事です。

それで工務店の経営者がその住まいを見たようですが・・・・・・・ここから先は想像して下さい。

この様な事の無い住まい造りをして下さい。




Posted by まじめな社長 at 11:24│Comments(0)
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