2010年09月18日

政経セミナー・・・・・・最終回

本日はうろこ雲がかかり薄日のさす爽やかな朝です。
昨日は午前中は少し雨にあいましたが、お陰様で工事がが順調に進み無事に
上棟をおえる事が出来ました。






お施主様はじめご尊父さまにも大変喜んで頂けてました。

この時期は建築工事が増えます。
夫々の住宅会社の建築方法や使われる部材がよく解ります。
これから住まい造りをご計画の方にとっては絶好の勉強の時期とも言えますね。

政経セミナーから、
講師の辛坊氏のお話しが面白かったので長くなりますが、
記憶に残ったところを紹介致します。

クレームの話しでした。
かいつまんでクレームの事例で成功した企業
確か福井県の企業で傘を作っている会社です。

傘と言えばビニールのは一本100円・300円?

ところがこの会社で作る傘の値段が一本31500円だそうです。

これが二年間先までまだ受注残を持っているのですから大変ヒット商品となったのです。

それもこれも一本の「クレームの電話」がきっかけで出来たのだそうです。

有る日、関西弁?
「おい、こら傘で濡れたや無いか、電車で隣の人も濡れた、
クリーニング代、如何してくれるんや」

経営者の方の話し、
「雨で傘が濡れるの当り前の事」とそこで電話を切っていれば
一本31500円の傘は生まれなかったのですね。

濡れるにヒントを得て濡れない傘を開発したのです。

サッササと軽く振るだけで雨は残らない、干す事もいらない優れものの傘が生まれたと言う事です。

だからクレームは有りがたいと思って聞きなさいと辛坊氏は新入社員を
教育しているとの事です。

ところでTV局のクレームと言えばその数は半端ではないらしいです。
勿論今は電話だけでなくFAXも有ればメールも有るようです。

大相撲で不祥事が起きNHKは放送をひと場所止めました。
ところが辞めるまではなんとメールがパンクするほど「早く止めんか」
との苦情の嵐

それで中止をすれば、今度は電話で「何で放送せんのか」の苦情が増えたのだそうです。

如何して電話・・・・?それは、高齢者の方が多っかとの事です。
メールが出来ない?TVを見ている方では。

メールからの苦情を出した方は、殆ど大相撲を見てないも言えますね。

長く成りますがついでに伊勢の名物赤福餅の話し。
これは食品偽装でした。
賞味期限が切れていた「あんこ」を使っていたのですね。

当時は当たり前の事だったようです。

しかし、この経営者は全ての責任を自ら負いました。
全国津々浦々の他社もやっている事と言い訳けをしませんでした。

反対に超高級料亭船場吉兆は偽装で言い訳をしました。

船場吉兆と言えば食事出来る方は金持ちと限られていたのですね。
だから発覚した当初、大半の大阪人は
「金持ちに***を食わした、さすが吉兆や」?
拍手喝采とは言わないがそれに近い思いだった様です。

ところが経営者の息子が
「これはアルバイトの社員が勝手にした事」と言い訳をしました。

これには従業員に限らず、拍手?を送っていた一般の大阪人やTV関係者までも
カチンと来たのだそうです。

女将がマイクの前でしゃべった
「頭が真っ白になった」と言うシーンは記憶に残っていますね。
それがTVで何度も流された訳?

この最初の会見で経営者が逃げて言い訳をした事で船場吉兆は潰れました。

伊勢の赤福は偽装から逃げませんでした。
それで世間やTVから許され立ち直り今では大繁盛との事です。

さて、住宅はクレーム産業と言われています。

この業界の常識は
それは重箱の隅を突付く様な事をすればクレームは出て来る。
それを言い訳にしているのかも知れません。

創り手の立場にたてば解らない事も有りません、
その様な事でそこまで言われるのとの思いも時には有りますが・・・・・・・、

これは業界の常識であって、一般社会の常識では無いのかも知れません。

何かが起こった時の対処の仕方を教えられました。

それもこれも、
業者の対応次第でクレームが大きくも小さくもなる戒めですね。

辛坊氏の長年の仕事場で有るTV関係の面白い話しを聞かせて頂きましたが、
一応これで政経セミナーの報告を終わります。

長々と成りましたが最後までお付き合い有難う御座いました。

  


Posted by まじめな社長 at 10:21Comments(0)
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