2011年02月05日

外断熱にこだわる

これだけ冷え込みが厳しく成れば、正しい断熱施工で高性能な住まいを建築されている方は如何でしょう、

「さすが、我が家は快適だ」となんて暖かいリビングでご家族そろって微笑んでいる事でしょう。

室内は何処も温度差が少なくて快適、結露も無いのですから当然と言えば当然ですね。

反対に断熱・気密性能の低い住まいは玄関先で解ります。不快ですね。

同じ時期に同じ様に新築されても、玄関先の冷たいお住まいは、ローカに出れば、トイレに

行けば寒くてたまらないですね。

高性能な住まいと「天と地」の差がこの時期にはてき面に表れますね。

実はそう言う私の住まいも温度差が有って、とてもお客様が来られても玄関先で立ち話なんて出来ないです。

だから、快適住空間を作りだす「外断熱にこだわる」のです。

前回までは、大手***ハウスが外断熱工法を取り入れた所までお話しを致しました。

再度確認いたします、

軽量鉄骨のプレハブ住宅は外断熱工法にしなければ成らないと言う事でした。

それでは木造住宅はどうなのでしょう。

識者の中には、木造住宅は、外断熱でも内断熱でもきちんと施工すればどっちでも良い等と言われています。

その説を否定するのでは有りません。

それでも例えば、

充填【内断熱】では、壁の中が通気出来ない【し難い】と成れば、ゲリラ豪雨の多発

する今日、壁の中に雨水が浸透すれば壁内部は何時までも乾燥しませんね。

壁の中で湿気を帯びてカビが発生、地震が起きても木材は湿っている為、耐震強度が

落ちているなんて事になりかねません。

それに、
新鮮な空気が通気のしない壁の中の木材は、息も出来ないと成れば木材自体の耐久

性、強度が早く落ちると考えます。

その外に「熱橋」による熱損失等・・・・・・。

正しく施工すれはどちらでもと言う説には同意出来ません。

それに今まで取り上げて参りましたが、施工の杜撰さですね。

これが最悪なのです。

簡単に施工が出来るこの利点が、むしろ住宅に悪い影響を与えています。

何度も言いますが、

日本の住宅が短命であるこの現実を知りながら未だに繊維系断熱材を用い、正しい

施工をしていない業者が多い現実です。


充填工法【内断熱】で壁内部結露で腐った構造材・・・・・・地震が起きればひとたまりも有りません。



屋根下地に合板を用いて湿気で腐った合板

【正しい施工をすればどちらでも良いと言う前に、正しい施工がされてない現実を
見るべきですね】

私は極論に成りますが、ドイツの様に法的に外断熱と規制するべき考えます。

そうすれば日本の住宅のもっと寿命は延びると考えています。


  


Posted by まじめな社長 at 11:54Comments(0)
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